こんにちは。今回は、老後に受け取ることができる年金についてのお話をします。この記事では、年金の加入期間の確認方法から受給額、各年齢での支給率、そして受給までの流れをわかりやすく説明していきます。
1. 年金加入期間の確認方法
まず、年金の加入期間を知ることで、将来どれくらいの年金を受け取ることができるかの目安がつきます。年金加入期間は「ねんきん定期便」で確認できます。この書類は毎年送付されてくるので、見落とさないようにしましょう。
また、インターネットを利用して「ねんきんネット」からも確認することができます。以下のリンクからアクセスし、必要な情報を登録するだけで簡単に確認可能です。
2. 必要な加入期間と受給資格
年金を受け取るためには、一定の加入期間が必要です。2023年現在では、受給資格を得るためには10年以上（120ヶ月）の加入期間が必要とされています。以前は25年以上（300ヶ月）でしたが、法改正により期間が短縮されています。
3. 受け取れる年金額
年金額は、加入期間や平均標準報酬額（過去の給与や所得によって決まる金額）に基づいて計算されます。具体的な額は、ねんきん定期便やねんきんネットで確認することができます。また、日本年金機構の公式サイトでもシミュレーションが可能です。
4. 年齢別支給率
公的年金は、受給開始年齢を選ぶことができます。60歳、65歳、70歳と受給開始年齢を選択することができますが、それぞれの年齢で受給額の支給率が異なります。
- 60歳開始: 受給額は少なくなります。 （※最大減額率24％）
- 65歳開始: 基本の支給率で計算されます。（※基本支給率100％）
- 70歳開始: 受給額は増額されます。 （※最大増額率84％）
年齢が上がるほど（受給開始を遅らせるほど）受給額が増額されるというメリットがありますが、その分受けり続ける期間が短くなるので、ご自身の状況に合わせて計画しましょう。
5. 受給までの流れ
- 年金請求書の受領: 原則、65歳の誕生日の3カ月前に、日本年金機構から年金請求書が送られてきます。こちらに必要事項を記入します。
- 年金事務所への提出: 記入が完了したら、年金事務所に提出します。郵送でも受付可能です。
- 年金の受給開始: 請求書の提出後、手続きが完了すると年金の受給が開始されます。最初の振り込みは、手続き完了から約2カ月後です。
- 繰り上げ需給の場合はこちら65歳前に年金を繰り上げて受け取りたいとき｜日本年金機構
おわりに
年金は老後の生活において重要な役割を果たすものです。そのため、早めに確認し、計画を立てておくことが大切です。不明な点がある場合には、お近くの年金事務所で相談することをおすすめします。また、定期的に情報を更新し、法律や制度が変わった際にも対応できるようにしましょう。
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